バイオマス資源からの合成ゴム原料(イソプレン)の生産(応用バイオ科学科 仲亀誠司准教授)(2017.11.17)

応用バイオ科学科 仲亀誠司准教授

木材と、キノコの一種であるヒラタケを用いて、ゴムの原料となるイソプレンの生成をする研究を進めています。合成ゴムは石油資源からイソプレンを抽出しますが、木材を原料とすることによって、CO2削減に貢献できます。

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地球温暖化対策としてCO2排出量削減の取り組みが広く行われてきていますが、バイオマス資源の利活用がCO2排出量削減に貢献できると考えられています。バイオマス資源とは、光合成により炭素を固定することできる動植物のことで、例えば農産物、木材、草が該当します。CO2を固定化できるバイオマス資源は、化石資源と比べてCO2排出量が少なくなると見込まれるため、バイオリファイナリーとよばれるバイオマス資源を用いた自動車や航空機用の燃料の製造や、プラスチック原料の製造の研究開発が行われてきています。

しかし、今まで実用化されているバイオリファイナリーは、トウモロコシやサトウキビ等の可食性(食べれる)バイオマスを原料として用いているため、食料価格の高騰を招くなどの弊害が生じています。このため、木材や草などの非可食性(食べれない)バイオマスを利用したバイオリファイナリーの実現が求められています。当研究室では木材を効率的に分解することができるキノコに着目して、現在化石資源から製造されている合成ゴムの原料であるイソプレンを生産できるヒラタケ(キノコの一種)を作製し、非可食性バイオマスからイソプレンを製造する研究を行っています。

以上のような取り組みを通じて、地球温暖化の原因であるCO2排出量削減に貢献していきたいと考えています。


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